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髪を知る

毛髪とは

人の体毛は約200万本といわれ内毛髪(頭髪は7万~10万本)は他の体毛と違い毛母細胞ひとつひとつにループ状毛細血管が入り込んで髪に必要な栄養分を吸収し毛母の細胞分裂により毛髪がつくられていきます。

毛髪は永久に伸び続けるのではなく一定の寿命があり、ある時期がくると自然に脱落し残った毛包からまた新しい毛髪が発生し、繰り返されます。髪の成分は99%がたんぱく質で20種類ちかくのアミノ酸から成り立っています。髪の役割としては感覚器として、毛の根元付近に知覚神経が放射状に付着していて、弱い刺激にも反応するようになっています。それとあまり知られていないのが重金属などの排泄器官としての役割を持っています。人体に有害な有機水銀、カドミウム、砒素など毛乳頭を経て毛幹に吸収され髪の毛とともに排出されます。

毛髪の構造

毛髪は皮膚に隠れた部分を毛根部、外側部分を毛幹部といいます。髪は毛根部の一番下の皮下組織にある毛乳頭に毛細血管から栄養をうけて、毛母細胞が作られ1日約0.3~0.5mmずつ伸びていきます。下の図は毛幹部をイラスト化したものです。毛幹部は下の3つから構成されています。


◆キューティクル(毛小皮)
毛の内部を保護する役割をしています。非常に薄い膜が4~8枚うろこ状に構成されています。
◆コルテックス(毛皮質) 髪のほとんどがこの部分で、多数のたんぱく質の繊維が重なり構成されています。パーマやヘアカラーはコルテックスを科学的に変化させるので、傷んでしまいます。
◆メデュラ(毛髄質) 健康で太い毛の中心部に存在します。傷んで細い髪などには存在しないこともあり、年をとるにつれ徐々になくなっていきます。役割についてはまだまだ解明されていません。

発毛の仕組み

毛包とは、毛球部分を包んでいる部分で、毛包の形状は、ヘアサイクルにより変化し髪の成長に大きな役割を果たしています。

人は胎児6ヶ月ぐらいまでには全ての毛包が完成し誕生以降新しくできることはありません。その数約10万と言われています。この毛包の一番深い膨らんだ部分に毛母細胞があり、毛母細胞は毛細血管から栄養を補給し、細胞分裂を繰り返し作っている活発な細胞です。この細胞分裂により上へ押し上げられた細胞は水分を失い毛に変わっていきます。このことを角化といいます。
これら毛を作る角化細胞は色素細胞からメラニン組織を受けて毛髪の色になります。このメラニンの量により髪の色が決まります。

毛髪の栄養分

毛は水分、栄養分が無いと成長できません。栄養分、水分は、毛根部分に張りめぐらされた毛細血管を通じ血液から補給されています。年齢を重ねるごとに徐々にこれらの毛細血管も老化し細くなっていきます。

ヘアサイクル(毛周期)

毛はうぶ毛が発毛してから、成長した毛になります。数年を経て毛根の寿命がきて毛球部から角化が始まり、約2週間で成長が休止し、脱毛します。そしてまた新しいうぶ毛が発毛し、といった周期をヘアサイクル(毛周期)といいます。人はそれぞれの毛が独立したヘアサイクルを持っていますので、一度に抜けてしまうことはありません。

毛の寿命

ヘアサイクルで説明しましたが、毛髪は毛根が角化してやがて脱毛します。毛の寿命については個人差、性別、その他の要因にもよりますが、男性で2~5年、女性では4~6年になります。また、毛の平均寿命から計算すると、一日の平均的な抜け毛の本数は50~70本になります。抜け毛の本数も個人差等の要因によりますが、著しく平均の本数より多い場合は、専門家に相談した方が良いでしょう。

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